サイエンスカフェ
2010年 04月 29日
今サイエンスカフェというものが流行っている。気軽にお茶やお酒を飲んだりしながらサイエンスを論じようというもの。サイエンスと言っても幅広く解釈して学術一般と考えればいい。
同郷会の幹事仲間でそのまねごとが始まった。メンバーの年代は50代から80代。
東京の帝国劇場の地下に神戸大学のOBのたまり場があり、一昨日の夜、そこの一室に6人が集まった。
テーマは寺島実郎の「世界を知る力」を読んだ感想を話そうというものだった。このために先日書店でこの本を買い求めたが、隣に積み上げてあった岩崎弥太郎の本が目について一緒に買い込んだ。
今人気沸騰のNHKの大河ドラマ「龍馬伝」の影の主役は岩崎弥太郎である。そちらに興味が向くのは致し方ない。結局寺島の本は半分しか読まないでサイエンスカフェへ出席することになった。まあ、フリーディスカッションだから半分も読んでいれば不自由はない。適当に話をつないで談笑した。
話は別だが、帝国劇場地下の神戸大学のたまり場は気の利いたおつまみも出てなかなかいい感じであった。ここは古い施設らしく適当に雑然としているのがかえって居心地がよい。幹事に感謝である。因みに、最近地方の大学の交流施設を東京に設ける例が多い。インターネットの時代とはいえ、人と人が顔を合わせて交流することの大切さに気がついたということだろうか。
弥太郎の本も、表紙の帯に書いてあるハッタリとは異なり、よく分析した内容で一読に値する。
by kuchan-nikki | 2010-04-29 11:39 | シニア仲間 | Trackback | Comments(0)