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簡易水耕栽培   

値の張る市販の装置を使ったミニトマトの水耕栽培と並行して、100円ショップ機材を使った中玉トマトの簡易水耕栽培を行っている。家の西側のフェンス沿いに置いているので、午前中は太陽が当たらず夕方は西日が厳しくて、2階のベランダに置いたミニトマトの装置よりも栽培環境は悪いが、7月初めごろから採れ始めてこの1ヶ月で50個を超えるゴルフボール大の中玉トマトが採れた。
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装置の種明かしをしよう。機材は、100円ショップで買ってきた洗濯バサミ入れの穴あきかご(黄色)と食器洗いの水切りかご(白色)、ごみ取りネット(空色)、園芸店で手に入れたバーミキュライト一袋。

手順は以下の通りだ。
1.穴あきかごにごみ取りネットを広げバーミキュライトを入れる。
2.園芸店で購入したトマト苗をポットから抜いてバーミキュライトの真ん中に埋める。
3.苗の入った穴あきかごを水切りかごに乗せる。
4.水切りかごに浅く水を張りバーミキュライトを湿らせる。
5.2リッターのペットボトルで液体肥料ハイポニカの500倍溶液をつくる。
6.ペットボトルを逆さにして水切りかごに斜めにセットする。
7.藻の発生を防ぐために全体を黒マルチで覆う。

これにより、水切りかごに常に浅く水が張られるので、トマトの根はバーミキュライト層を満たしたのち水中に伸びてくるようである。保水性の良い一袋のバーミキュライトを使うことにより、一時的に水が切れても生育に支障はない。
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7月末までにミニトマトは300個近く採れたが、この中玉トマトも60個に近づいた。トマトの大きさはミニの4倍はありそうだから重量にすると収穫量は大差ないことになる。一方、液体肥料の消費量はミニトマトは中玉の4倍ぐらい食っているから、費用効率からいえば簡易栽培の方がずっと良いというのが栽培実験の中間報告である。

ミニと中玉に共通して言えることだが、これだけ大きく育っても生育が衰える気配がないのが驚きである。同じトマトを畑にも植えているが、畑では早くも幹が太りすぎたりして長持ちしない。ハイポニカは植物の生育に必要な栄養素を全てバランスよく含んでいるといわれるが、確かにその通りである。水耕栽培は肥料溶液の補給だけで済むところが大きなメリットといえる。

by kuchan-nikki | 2012-08-01 11:30 | ハイポニカ | Trackback | Comments(0)

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